第251話あなたの写真が欲しい

チェイスの視線はずっとセリーナに釘付けになっていた。彼女がふとこちらを向き、その唇の端に微かな、ほんの一瞬の微笑みを浮かべたのを見たとき、チェイスは思わず硬直した。セリーナが彼に向けて微笑んでくれたのは、いつ以来のことだろうか。

馬鹿げた温かい感情が、彼の胸の奥でふわりと広がった。

だが、ほぼ同時に何かがおかしいと感じた。あの笑顔――何かが違う。それは昔、彼女が大きな取引を成立させたり、計画が成功したりしたときに浮かべていた種類の笑みだった。考えれば考えるほど、チェイスのパニックは募り、焦燥感に駆られていった。彼はたまらず、セリーナに向かって大股で歩き出した。

ブラントが即座にチェイスの...

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